ふみサロ

『だいじ だいじ どーこだ?』

みやけちあきの「ふみサロ」リブリオエッセイ vol.9

開催日:令和3年10月28日

課題本:『だいじ だいじ どーこだ?』

 

より得意なことを発信すると社会の中でも自分の役割が見えて、毎日が楽しくなるそうだ。

発信の基本は「文章」である。

書いて自身の個性を明確にし、これからの人生を輝かせていこう!

『24色のエッセイ』「コラム フミサロノオキテ」より抜粋

 

【BGBのススメ】

子どもの暮らしの背景に「BGB」を届けましょう。

BGBは「Back Ground Book」のこと。

バックグラウンドミュージックの頭文字「BGM」を参考に真似てつくった造語です。

 

子どものくらしの背景にBGBのある暮らし。

それは1日5分でできる、母のやさしい声音(こわね)の宅配。

母が語る音読の声は日常会話の声とはまるで別ものです。

そうそれは、この世でいちばん優しい語り。

読み聞かせ適齢期をすぎてしまったそのあとも、子どもの耳にBGBを届けましょう。

 

「読み聞かせ」の習慣は、子どもの知性と感性を磨くものだと世間で推奨されています。

そうと聞くとじっとしていられないのが母親です。

「胎教だ」「知育だ」と、そばに絵本をたっぷり準備。

手ぐすね引いて読み聞かせのベストなタイミングに備えます。

 

「読み聞かせ」の5文字は魔法の言葉です。

幼な子を抱えて迷走子育て中の母親たちの心に沁みてよく効きます。

 

出産をした愛知県の小牧市では、産後にファーストブックが贈られました。

子育てにやさしい街だと謳われて、見本のような頻度で毎日、どこかしらかで、お話し会と名のついた読み聞かせがありました。

 

ところが子どもが学校にあがって文字を習得するころ世間はそれほどもうあまり「読み聞かせ」と、うるさく推奨してきません。

そして世の母親たちも「読み聞かせ」の適齢期はとうにすぎたと言わんばかりに、子どもと自分をつないだ絵本を、次第に…徐々に…さいごはパタリ…と閉じてしまって再び二度と開くことはもうしません。

 

でもそれはあまりに勿体ないことです。

なぜなら子どもはお母さんの声が大好きだから。

 

朝の行ってきますの前、湯船につかる入浴中、夜のおやすみなさいの後。

一日5分でかまわない。

子どもの耳に母の声でBGBを届けましょう。。

子どもが聞かないそのときはただ自分のために読めばいい。

聞き手と同じくらいの効果で音読は読み手の心に作用します。

 

子どものくらしの背景にBGBのある暮らし。

それは1日5分でできる、母のやさしい声音(こわね)の宅配。

読み聞かせ適齢期のそのあとずっといつまでも、届けてあげたいBGB。

 

日々のくらしの背景にいつでも本のある暮らし。

それは、この世でいちばんたしかな親子のキズナの固め方。

 

  • この記事を書いた人

みやけちあき

主婦の私は幸せなひとり時間にSNSで優雅に書いて投稿をしていたら文章力がついてきて令和3年6月に仲間と共著でエッセイ集を出版し著者のひとりになりました。

-ふみサロ

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