ふみサロ

自衛隊防災BOOK

みやけちあきの「ふみサロ」リブリオエッセイ vol.8

開催日:令和2年11月26日

課題本:自衛隊防災BOOK』

 

より得意なことを発信すると社会の中でも自分の役割が見えて、毎日が楽しくなるそうだ。

発信の基本は「文章」である。

書いて自身の個性を明確にし、これからの人生を輝かせていこう!

『24色のエッセイ』コラム「フミサロノオキテ」より抜粋

 

「耳栓のススメ」

『自衛隊の防災BOOK1』と『2』は、危機管理のプロフェッショナルがまとめた2冊の防災ノウハウ本です。

これさえあれば、心の備えは大丈夫だと、読んで私は安心しました。

災害時の防災対策はこの本2冊に任せておけます。

ですから今度は自分の番です。

災害時でなく「非災害時」の日常を多く生きる自分のための、ノウハウ本を書きました。

その名も「耳栓のススメ」です。

 

災害時でなくても被っていると感じる「「害」が、私にはあります。

それは「音害」です。

日常生活の中に溢れかえる、無用で雑多な音たちが、私の耳を壊します。

 

この時代、生活圏内のどこへ行っても音がある。

たとえばスーパーマーケット。一歩入れば、そこは音の洪水です。

ひときわ私が苦手な音は、エスカレーターのアナウンス。

「エスカレーターにお乗りの際は、手すりに掴まり、黄色い線の内側にお乗りください」

エンドレスに流れるその声は私の耳を攻撃します、不快な気持ちにさせられます。

 

不快な音に耳が攻撃されるとき、心もいっしょに攻撃されます。

無遠慮で無用な音が耳から入ると、考えごとが中断されたり、静かな心が乱れたり、

大切な人と交わす会話がかき消されたりしてしまいます。

 

求めても呼んでもいない音たちに、耳と心を壊されるのは、もうイヤです。

だから私は、いつでも手元に、耳栓を、置いて暮らすようになりました。

 

耳栓のある生活は、一度してみると、やめられません。

世界と自分のあいだに膜が一枚貼られる感じです。

つけた後、再び耳栓を外すとき、どれほどの静寂のなかに自分がいたかを知るのです。

 

耳栓は耳を防護し、心を守り、世界観まで保護してくれます。

それは日々の暮らしの中で、とても大事なことなのです。

心と世界観が壊れたら、人に優しくできません、攻撃的になるでしょう。

 

災害のない折角の、平和な時を過ごしていても、心と世界が壊れてしまって、

その結果、他人を攻撃するのなら、それはとても、残念です。

 

ですから、私はおススメします。

非災害時にこそ、「耳栓のある生活」を。

  • この記事を書いた人

みやけちあき

主婦の私は幸せなひとり時間にSNSで優雅に書いて投稿をしていたら文章力がついてきて令和3年6月に仲間と共著でエッセイ集を出版し著者のひとりになりました。

-ふみサロ

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