言葉のコダマ絵本

コダマの絵ことば

 

言葉はコダマ思いのこだま

受けとめようきらめく思いのはね返り

 

作品№5【耳と心を守るもの】

瞬間的な気持ちの好転を助けてくれます

どこに行っても音がある

頼まれもせずに押しかける

勝手に届く雑多な音たち

耳が痛むと心も痛む

耳を守れば心も守れる

耳と心を守りたい

心を守ると決めた日は、耳にきっちり栓をする

雑多な音をフィルターにかけ、耳の心地を守り抜く

耳の心地を守るのは、耳がほしがる良質な音

耳の心地が、心の心地をつくります

ほしい音だけ取りに行こう

先回りして配られる無用な音ならもういらない

選んだ音に囲まれて耳と心を守りたい

文:三宅千秋 みやけちあき

作品№4【得体の知れた異物でいよう】

そうなると決めてひとりになりに行く

すごいとか、うまいとか、えらいとか、
大人はよくそう言うけれど、
上滑(うわすべ)りして平坦(へいたん)で、
センスがまるでないみたい。

大人はかたちが好きだから、すべてにカタチをつけたがる。

カタチがなくてもいいものに、どうにか名前をつけたがる。

名前はまだないモノなのに、よくある言葉で片づける。

名のないモノはそのままで、しばらく眺めていてほしい。

名のないモノが大人はこわい、大人は名のあるモノが好き。

でもどうか、
あなたは名のあるモノにならないで、
名のない異物でいてほしい。

どこかで大人と駆け引きしながら、得体の知れた異物でいよう。

文:三宅千秋 みやけちあき

作品№3【非言語シグナルで心をかさねる】

言葉がないから重なる心

言葉がなくても伝わる好意

それが非言語シグナルです

言葉がないから刃をふるわず

言葉がなくても空く居場所

それは無傷な出会いです

ときとして言葉は出会いを壊します

たとえ好意の言葉であってもそれは見えない刃です

他意なき好意にすりへる心

せっかく芽生えた好感でさえも容易く摘みとる刃です

傷つく要素のない出会い

言葉はないまま重なる心

そこには優しいまなざしと

柔らかな一挙手一投足だけあればいい

話し言葉のないままに

あなたと非言語シグナルで

優しく居場所を空け合いたい

文:三宅千秋 みやけちあき

 

作品№2【心のキャンドル】

心の底にある光

あなたに多くあるものは見えない価値ではないですか?

はっきり形がないために気づかれないままはじかれる。

あなたの美点は出番がなくて、いつしかそっと封印されます。

いくら育てて抱えてみても伝わる術ない美点なら、
あってもなくても同じだと、あなたがそれをしてしまう。

ふたをされてしまっても心のキャンドルは消えません。

心のキャンドルを灯すのは、形をもたない美点だけ。

私はそれを描きます。

ほのかでやさしくあたたかい、あなたの心のキャンドルを。

形をもたない価値ならば、絵に仕立ててしまいましょう。

あなたの美点は今からは目に見て手で触れられるものになる。

文:三宅千秋 みやけちあき

 

作品№1【降るコトバ】

思いは消えモノ

ひとつ「もの」を思うとき、ひと言「コトバ」も降るのです。

頭に思いが湧くたびに頭に言葉が降ってくる。

とくべつ無理をしなくても朝から晩まで降りつづく。

自分の頭に降るものだからと安心だけはしないこと。

降らせるままにはしないこと。

言葉はどんどん降りますが、降ってくそばから消えていく。

思いのままでは言葉は遠く、かたちをもたない言葉は消えモノ。

あなたがあなたでいるために思いに言葉を与えましょう。

言葉はかたちをしています。あなたのカタチをしています。

あなたのカタチがあなたを語りあなたの語りは世界につもる。

さあ、降る言葉。

文:三宅千秋 みやけちあき

 

 

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