【お香の効果】お香で輝くために お香で輝く人生 40代から輝く女性の生き方2 摂食障害の夜は開けない
京都・松栄堂・薫々-くんくんの夏の日のディスプレイ
いつも私はここで季節を感じています
本からの啓示
かわいい葵の印香です
山田松香木店
私が患う心の病は食べ物と適切に向き合えなくなる病気です。
一般的には「摂食障害」と呼ばれる病気のことですが、
私はその病名が実に苦手で、「摂食不安症」ともうひとつのやさしい呼び名をつけています。
※それでもやはりここでは摂食障害と呼ぶことにします。
私は摂食不安症を25年患っています。
19歳で患いました。
その日から自分の病気が人にバレたら一巻の終わりと肝に銘じて、
今日まで病気をひた隠しにして生きてきました。
非常に完治しにくい病気ですがいつも発症しているわけではありません。
病気を患いながらも、
現実をまともに生きたり夢をいくつも叶えたりもできています。
摂食障害を患う人は悲しい人ではありません。
むしろ逆だと思っています。
自分を愛し慈しみ労う気持ちに溢れたとても幸せな人です。
なぜなら心のなかはいつも病気のことでいっぱいで、
精神状態は綱渡りしているみたいに不安定です。
そのため24時間365日のフル体制で、
自分自身の内面にとことん向き合いケアしてあげられているからです。
そうしたわけで、
摂食障害を患う私はとくに不幸というわけではありません。
では「幸福か?」と問われたらもちろん答えは断然「NO」です。
私にとって食べることは博打と同じ。
そのひと口が吉と出るか凶と出るか、まるで予測がつきません。
ですから何かものを食べるときの私は真剣勝負です。
この緊張が解かれる日が来るならそれが何よりです。
私の親しい人たちはだれも私の病気のことは知りません。
両親に感づかれそうになったことはありました。
でもそのとき私は全力で否定をしました。
もともと娘に病気の疑いがあっても、
できれば信じたくない心理でいる両親を、
誤魔化すことはとても容易いことでした。
摂食障害は心の病のなかでもいちばん醜いイメージがあるものです。
食べることは欲とつながる行いです。
食欲、性欲、睡眠欲は、動物にとっての三大欲で、
どれもあってもいいものだけれど、
コントロール不能になって制御が利かないことは恥だと思われます。
3つの欲のなかでもとく食欲は人にとって身近で密接なことだけに、
食欲をコントロールできない病気の摂食障害は、
意志が弱い |
誘惑に勝てない |
自分に甘い |
敷いては自己管理もままならない怠け者と判断をくだされて、
後ろ指を指されことになりがちです。
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【お香の効果】お香で輝くために お香で輝く人生 40代から輝く女性の生き方1 簡単な自己紹介 かもりちあき こんにちは。 一日5分のお香で心を整える・香運アドバイザー・かもりちあきです。 私は、お香で ...
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愛らしい匂い袋「ふくべ」です
山田松香木店
お香で輝くstories1〜22